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【月刊総務オンライン連載】第8回 コミュニケーションの様変わり(セクショナリズム、場と関係性)

コラム

総務 / 組織・風土醸成 / 組織・風土醸成

 

業績に効果が出る新しい組織風土改革の進め方
第8回 コミュニケーションの様変わり(セクショナリズム、場と関係性)

 

既に何度かお伝えしたように、"業績に効果を出すための組織風土改革"には「ソフト改革」と「ハード改革」の両方が必要です。今回から数回に分けて「ソフト改革」である"コミュニケーション"について、組織風土との関連性や仕事に与える影響などについて考えていきます。その後に、「ハード改革」についてこちらも複数回に分けて、お伝えしていく予定です。

 

 

 

■コミュニケーションとは?
みなさんはコミュニケーションと聞いて、何を思い浮かべますか?
"コミュニケーションが良い"例として、「うちの職場はコミュニケーションが活発だ」「上司・部下とコミュニケーションがとれている」ということもあるで しょうし、「途中経過がわからずに結果だけ落ちてくる」「他部門と協力関係ができない」ということを"コミュニケーションが悪い"と言う人もいることで しょう。
コミュニケーションには、実に広義な意味があり、人により定義や解釈も異なります。正確に測定する物差しもありません。

 

職場でのおしゃべりもコミュニケーション、部下の悩みの相談にのるのもコミュニケーション、会議もコミュニケーション、新しい知恵を絞り出す場もコミュニケーション。このように、何でもかんでもコミュニケーションというカテゴリに入ります。
詳しいことは、次の第9回でお話をしますが、今回は、コミュニケーションそのものが時代の変化とともに、どのように変わってきたかということと、セクショナリズムに与える影響の触りの部分をお伝えします。

 


 

■以心伝心と属人業務
まず最初に、日本独自のコミュニケーションのとり方と仕事のやり方について見てみましょう。図1をご覧ください。

 

 

 

図1 日本型コミュニケーションと仕事の特徴
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昔の日本型コミュニケーションは「阿吽の呼吸」や「以心伝心」と言われ、「言わなくてもわかるはず」でした。コミュニケーションとしては"伝え手" がわかりやすく伝えたり、工夫するのではなく、「"受け手"が伝え手の心を読んで解釈する」ようなものでした。主従関係にある、先生と弟子の関係であれば 今でも成り立つものでしょうし、一部の職人や技能伝承なども同じです。相当の信頼、尊敬がないと難しいものです。
しかし、通常の仕事の上では、ここまで主従関係や信頼関係などないので、伝え手も受け手もきちんと言葉のキャッチボールができないと、ミス解釈となり、トラブルの元になります。

 


 

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