株式会社カレンコンサルティングのブログ(広報宣伝用)

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【gihyo.jp連載】「無関心な現場で始める業務改善」~第23回(最終回)主役はあなた自身~

gihyo.jp

無関心な現場で始める業務改善

第23回(最終回) 主役はあなた自身

2012年5月25日

世古雅人

連載開始のいきさつ

本テーマと内容を,ごく普通に「業務改善の進め方」として,中身や方法論だけを書いても意味がないと考えていました。す でに世の中にはたくさん書籍もあります。むしろ,本に書いてある通りに業務改善を進めようとしても,「理屈通りに現場が動かない」ことのほうが現実的で しょう。

筆者自身,数え切れないほどの業務改善や経営改革,可視化,上流工程に関する書籍や記事は読破していますが,明確に"現場を動かす"ことについて言及して明示しているものは知る限りほとんどありません。

「相手を理解する」「積極的にコミュニケーションを取る」などと書かれていて,わかったようなわからないような,どこか漠然としたものばかりです。悩んでいる当事者からすれば,「それができないから困っているんだろう」と言いたいところでしょう。

筆者の経営する株式会社カレンコンサルティングは,業務プロセスの可視化から業務改善から経営改革まで,幅広く企業の変革をご支援しています。とくに,本連載では何度となく登場してきた「ハード(改革)」と「ソフト(改革)」にはこだわりがあり,組織行動学等の理論と実践&実戦を繰り返してできあがった当社独自のやり方です。

会社の文化や組織風土・企業体質は全て異なり,経営の意思決定から現場のコミュニケーションのとり方まで千差万別です。 いかに確立された方法論であろうと,進め方は会社ごとにフルカスタマイズでなければ,業務改善は本来できないはずです。したがって,確立された方法論など は存在しないわけです。仮に確立された方法論と言えるものがあったとしても,コンサルティング会社であれば,ノウハウに相当するものは,まず開示しませ ん。

このような「現場の改善における困りごと・悩み」に対して,「当社が持つ経験・ノウハウ」を出し惜しみすることなく伝えることができれば,エンジニアの方だけに限らず,社内で悶々と悩んでいる方が,少しでも前に進めるキッカケになればよいと考え,連載がスタートしました。

さて,以下にこれまでの22回にわたってお伝えした中から,改めて簡単ですが要点だけを抜き出して示します。順番や内容も決してすべてを網羅していないので,改めて第1回からお読みいただくのが一番です。

「やらせる」「やらされる」構図はダメだ!

変革のプロセスにおいて,避けて通れないものとして,"組織の利害関係"や"個人の感情"があります。何も業務改善に限ったことではなく,新しい取組みや導入には現場は反発する,協力しない,関心を示さないなど珍しいことではありません。

続きはこちらから ⇒ http://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/kaizen/0023