【技術評論社 gihyo.jp連載】第22回 おかしいことはおかしい…インフォーマルな場づくり
無関心な現場で始める業務改善
第22回 おかしいことはおかしい…インフォーマルな場づくり
2012年5月2日
停滞して・シラケていた業務改善の活動。人事異動などでマネジメント層の人が変わった途端に,一気に進むことは業務改善に限らず珍しいことではありません。これを傍目で見ている現場からは,「結局は人だよな~」という声も聞こえてきます。
前回 ,「業務改善と組織風土」の話の中で,業務改善には特にコミュニケーションが大事で,組織風土の与える影響も大きいと伝えました。今回は,コミュニケーションをつくる場についてお話をします。
“動かない”と“動けない”の違い
“理由もなく反発する現場”“他人事で無関心な部門責任者”は存在するものです。動かないこの人たちの業務改善への巻き 込み方はこれまでに何回かお話をしてきた通りです。しかし,長年にわたって利害関係の衝突が起きていた部門同士では,すんなりとはいきません。無理強いを しても反発を招くだけ,こちらが下手に出て「業務改善をお願いします」と言うものでもないでしょう。あり得ないことです。
さて,ここで“動かない”という言葉を使っていますが,皆さんも日常会話の中で,「あいつ,なかなか動かないし……」と何気なく言っていませんか?これは,業務改善が進んでくると,何かと改善現場でも耳に入ってくる言葉です。
ここで「ちょっと待った!」をするものが,今回お話する“場”です。
実は,「動きたくても動けない」メンバーがいます。これを「動かない奴」とひとくくりにしないでください。動けない理由があるので,動けるように重石をどかし,ちゃんと理由を聞く“場”,人として向き合う“場”がないと,せっかくの良い芽を持った人材を潰しかねません。
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