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【月刊総務オンライン連載】「業績に効果が出る新しい組織風土改革の進め方」 第11回 公開

月刊総務オンラインコラム

業績に効果が出る新しい組織風土改革の進め方
第11回:インフォーマルな場とネットワーク

 

皆さん、こんにちは。

 

月刊総務オンラインのサーバートラブルのため、第10回の6月14日以降、更新が止まった状態でしたので、3か月ぶりになります。
今回のデータ消失は、5,700件弱の顧客に被害を与え、クラウド全盛時代の"影"の部分を見た感がありますね。

 

ちょうど3回にわたり、コミュニケーション、対話についてお話をしてきました。
少し、忘れちゃったかなという方は、過去の記事をご覧ください。
今回は「対話を生む場」として、「インフォーマルな場とネットワーク」について考えていきましょう。

■喫煙室は情報の宝庫!?
皆さんの会社の中には喫煙室はありますか? 
この何年かで喫煙者は肩身が狭い思いをしているでしょうが、喫煙室や社内のカフェ(昔だったら給湯室ですね)は、部門・役職・年齢・性別を問わず人が集まれる場所です。たわいのない会話に始まり、たわいのない会話で終わることもあります。

その一方で、他部門の情報(新製品発表,人事異動,組織変更,トラブル解決など)の話を耳にはさんだり、意外に有用な情報が行き交っています。自部門の中だけでは決して得ることのできない情報です。皆さんも社内のオフィシャルな報告がある前に、何気なく、このような情報が耳に入って知ってしまったということはありませんか?

 

これら喫煙室や社内カフェは小さなコミュニティで、「自然発生的に対話を生んでいる場」と見なすこともできます。本来の目的は喫煙室であればタバコ を吸うため、カフェであればコーヒーを飲むためです。対話を生むために設置されたものでないことは明白ですよね。では、なぜ、このように対話が生まれるの でしょうか?

■フォーマルな場とインフォーマルな場
第9回の図2には「双方向コミュニケーション」と「上意下達型コミュニケーション」の違いを組織特性(自律分散型、階層型)と対比させています。この図をさらに、"場"と対比すると図1のようになります。

 

図1."コミュニケーションの種類"と"場"の対比

soshiki11_ph01.jpg 図1の右側に、「フォーマル」「インフォーマル」と示していますが、その違いは以下の通りです。


●フォーマルな場=結論を出す
●インフォーマルな場=結論を出さない

フォーマルな場」は、代表的なものが会議です。「真面目に真面目な話をする」ところです。議題もアウトプットも決まっていて、"報告する場"であり"決める場"です。コミュニケーションのスタイルは一方通行です。

続きはこちらより ⇒ http://www.g-soumu.com/column/2012/09/soshiki11.php