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【gihyo.jp】無関心な現場で始める業務改善(シーズン2) 第2回 「組織の不良体質…」更新

 

gihyo.jp

無関心な現場で始める業務改善【シーズン2】

第2回 組織の不良体質……経営責任だけではない 

2012年10月12日

株式会社カレンコンサルティング  世古雅人

半年前の「テクノロジーズリバイバルプラン」にある早期退職により,300名もの社員が退職したのが先月末付です。仲間や先輩社員がいなくなってからちょうど1ヵ月……職場には活気がありません。

誰よりも自社の製品,自分の会社に誇りを持っている佐藤さんは,各部門の部長たちが集まった品質対策会議の場において, 責任転嫁で誰も本気でない様子にがっかりすると同時に,行き場のない怒りのあまり,会議の途中でぶちまけてその場を飛び出します。出る杭が打たれる組織の 中で,損か得かで物事を判断し,積極的に問題解決に臨もうとしない部長たちを見て,佐藤さんは,「自ら出る杭になろう」になろうと誓います。

組織の不良体質

人間誰しも「正しいかどうか」ではなく「損か得か」で物事を判断してしまうことはあるものです。しかし一方で,損をするとわかってはいても自分の正しいと信ずることをやろうと努力するのも人間です。多くの人は自分の中で,損か得かのバランスを測りながら,組織の中ではそこそこ折り合いをつけながら毎日を過ごしているのではないでしょうか。

組織の中にいる人間が重要な意思決定をする時に,それが正しいかどうかではなく,自分の立場にとって損か得かで判断することが染み付いていると,組織は不健全なもの(不良体質)となります。

GHテクノロジーズの組織は不良体質なのか見ていきましょう。

始まった大リストラ

創業以来30年,順調に業績を伸ばしてきたGHテクノロジーズが,海外企業の追い上げや製品不良があったにせよ,まさか 人員削減にまで踏み切るとは,誰しもが予期していませんでした。1年ほど前から定時退社の促進など残業規制は厳しくはなったものの,賃金カットまで踏み込 んでいませんでした。社員は皆,テレビや新聞で流れる人員削減のニュースを聞いても自社には関係ない出来事だと信じて疑わなかったのです。

 

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